投資は長期的な取り組みですが、モチベーションが下がることもあります。市場の暴落や思ったように資産が増えない時期が続くと、「本当にこのままでいいのか?」と不安になることもあるでしょう。しかし、こうした壁を乗り越えることで、投資を継続し、最終的に資産を増やしていくことができます。
ここでは、投資のモチベーションが下がった瞬間と、その乗り越え方について詳しく紹介します。
📉 モチベーションが下がる瞬間
① 市場の暴落で資産が大きく減ったとき
投資をしていると、市場の暴落は避けられません。リーマンショック、コロナショック、ウクライナ侵攻、インフレショックなど、過去に何度も「大暴落」がありました。
特に投資を始めたばかりの頃は、資産が減るのを見ると「このまま投資を続けて大丈夫なのか?」と不安になります。
🔹 例:2020年のコロナショック
2020年3月、新型コロナウイルスの影響で世界中の株式市場が暴落しました。
保有していたインデックスファンドやETFも一時的に30%以上の含み損に…。
このときは、「投資なんてやらなければよかったのでは?」という思いがよぎりました。
② 投資を続けているのに、思ったほど資産が増えないとき
投資は長期的なものですが、数年単位で見てもほとんどリターンが出ない時期もあります。例えば、日本株が長期間低迷した1990年代~2000年代のような時期が続くと、
「結局、投資を続けても意味がないのでは?」と感じることがあります。
特に、インデックス投資をしていると、短期間での大きな利益は期待できません。
そのため、「個別株のほうが儲かるのでは?」と感じたり、「もっとアクティブに動いたほうがいいのでは?」と考えることもありました。
③ 周囲の成功した投資家と比べてしまうとき
SNSやYouTubeでは、「〇〇株で1000万円の利益!」「〇〇コインが10倍!」といった成功体験がよく語られます。
そんな話を見聞きすると、
- 「自分ももっとリスクを取るべきだったのでは?」
- 「なぜ自分はあのタイミングで買わなかったのか?」
と、他人と比較して焦りを感じることがあります。
④ 仕事が忙しくなり、投資を考える余裕がなくなったとき
サラリーマン投資家にとって、本業と投資の両立は大きな課題です。
- 仕事が忙しくて市場を見る時間がない
- 給料が上がらず、投資に回せるお金が増えない
- 投資に関する情報収集をする時間がない
こうした状況が続くと、投資へのモチベーションが下がり、
「今は投資どころじゃない」という気持ちになることがあります。
🛠 モチベーションを維持するための方法
① 暴落時のメンタルコントロール
市場が暴落すると不安になりますが、過去のデータを見ることで冷静になれます。
- 過去の暴落を振り返る
- 〇〇ショック後の市場回復データを見て、長期的には成長することを確認
- 「株式市場は成長し続ける」という事実を思い出す
- 世界経済は人口増加や技術革新によって拡大していく
- 「今は安く買えるチャンス」だと考える
- 長期投資なら暴落は買い増しの機会
こうした視点を持つことで、暴落時も冷静に投資を続けることができるようになりました。
② 投資の目的を明確にする
投資のモチベーションが下がるときは、なぜ投資をしているのかを再確認するのが大切です。
- 経済的自由を手に入れるため
- 老後資金を確保するため
- 家族の生活を豊かにするため
短期的な値動きに振り回されず、「自分はなぜ投資を続けるのか?」を思い出すことで、投資を継続する意欲が湧いてきます。
③ 他人と比べない
SNSで成功体験を見ても、自分の投資スタイルを守ることが重要です。
- 成功者の裏には失敗した人もたくさんいる
- 短期間での成功よりも、長期的に安定して増やすことが大事
- 「隣の芝生は青く見える」もの
自分の投資方針を決めたら、ブレずに続けることが最も重要です。
④ 忙しくても「自動化」で投資を続ける
仕事が忙しくなったときも、「投資をやめる」のではなく、「仕組みで続ける」のがポイントです。
- つみたてNISAや自動積立を活用(ほったらかしで投資できる)
- 給料日に投資資金を自動で証券口座に移動(投資資金を確保)
これにより、「考えなくても投資を続けられる仕組み」を作ることができます。
🎯 まとめ
投資のモチベーションが下がる瞬間は誰にでもあります。
✅ 暴落で資産が減ったとき → 長期視点で市場の成長を信じる
✅ 思ったほど資産が増えないとき → 「時間を味方につける」と考える
✅ 他人と比較してしまうとき → 自分の投資方針を貫く
✅ 仕事が忙しくなったとき → 自動化して投資を継続する
投資はマラソンのようなもの。短期的な変動に一喜一憂せず、ルールを決めて継続することが、最終的な成功につながります。
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