インデックス投資と個別株投資の割合はどれくらいですか?

インデックス投資と個別株投資の割合はどれくらいですか? 15. 投資のスタイルや哲学

私はこれまで、個別株とインデックス投資の両方を試してきました。しかし、現在の投資方針としては、ほぼ100%インデックス投資に集中しており、個別株には投資していません。その理由について、詳しく説明します。


1. かつての投資割合(個別株 vs インデックス投資)

私は投資を始めた当初、個別株に積極的に投資していました。特に2000年代、2010年代前半は、成長が期待される企業の株を中心に購入していました。

① 20代〜30代(個別株中心)

20代から30代にかけては、個別株投資の割合が80%以上でした。
当時は、以下のような理由から個別株を選んでいました。

  • 市場平均を上回るリターンを狙いたかった(インデックスよりも成長株に魅力を感じた)
  • 企業分析に興味があった(決算書や業界動向をチェックするのが楽しかった)
  • 短期間で大きなリターンを得たいと考えていた(テンバガーを狙っていた)

この頃は、主に国内株と米国株を中心に個別株投資を行っていました

② 40代(個別株とインデックス半々)

40代に入ると、次第にインデックス投資の割合を増やすようになりました。
この時点での比率は、

  • 個別株:50%
  • インデックス投資:50%

に調整しました。

個別株投資の魅力は感じていましたが、

  • 市場平均を超えるのが難しいと実感
  • 個別企業のリスク(業績悪化、競争激化など)が大きい
  • 時間をかけて分析しても、インデックス投資の方が安定していた

と感じることが増え、少しずつ個別株からインデックスへシフトしていきました。

③ 50代(個別株ゼロ、インデックス100%)

現在、投資資産のほぼ100%をインデックス投資に集中しています。

  • 個別株:0%
  • インデックス投資:100%

完全に個別株をやめたのは、以下のような理由があるからです。


2. 個別株投資をやめた理由

① 市場平均を超えるのが難しい

個別株に投資していた頃は、

  • テンバガー(10倍株)を狙う
  • 優れた企業を発掘し、市場平均を超えるリターンを得る

ことを目標にしていました。

しかし、実際には市場平均を超えるのが非常に難しいことを痛感しました。

  • 当たりの銘柄もあったが、ハズレの銘柄で利益が相殺される
  • 大きく上がった銘柄を早く売ってしまい、利益を逃す
  • 市場環境が悪いと、どんなに良い銘柄でも下がる

特に、個別株を選ぶ際には多くの分析が必要ですが、結果的にS&P500や全世界株のインデックスを持っていた方が、リスクを抑えつつ安定して資産を増やせると感じました。

② 企業ごとのリスクが大きい

個別株投資では、特定の企業の業績や経営ミスが直接リターンに影響します。

たとえば、

  • 決算のミスで株価が暴落する
  • 新規競争の激化で、成長が止まる
  • 不祥事や経営の問題で、株価が急落する

というリスクがありました。

例えば、過去に期待していた企業が突然業績不振に陥り、大きな損失を出したこともありました。一方で、インデックス投資なら市場全体の成長に連動するため、特定の企業の失敗が致命的な影響を与えることはありません。

③ 時間と労力のコストが高い

個別株投資では、企業分析に多くの時間と労力を費やす必要があります

  • 決算書の分析(売上、利益、EPS、キャッシュフローなど)
  • 業界のトレンド調査(競合比較、市場規模の変化など)
  • ニュースやアナリストの評価のチェック

こうした作業を毎日継続するのは大変でした。

一方、インデックス投資なら、
定期的に積立をするだけで、長期的に市場成長の恩恵を受けられる
個別企業の業績に左右されない
分析にかかる時間を削減できる

というメリットがあり、時間を有効に活用できます。

④ インデックス投資の方がストレスが少ない

個別株投資では、日々の株価の変動を気にする必要があるため、ストレスが大きかったです。

  • 企業の決算発表があるたびに、株価が大きく動く
  • 急落したときに「持ち続けるべきか?」と悩む
  • 予想に反して株価が伸びないと、不安になる

一方で、インデックス投資は、

  • 長期的に市場全体が成長するという安心感がある
  • 個別企業の業績を気にする必要がない
  • 短期的な値動きに一喜一憂せずに済む

という点で、精神的な負担が軽減されました。


3. まとめ

現在の投資比率は、インデックス100%・個別株0%
過去には個別株に投資していたが、市場平均を超えるのが難しいと実感
個別企業のリスクが大きく、業績悪化や競争激化の影響を受けやすい
分析にかかる時間と労力が大きく、コストパフォーマンスが悪い
インデックス投資は、安定したリターンと低ストレスでの資産形成が可能

これらの理由から、現在は完全にインデックス投資に集中しており、今後も個別株には投資しない方針です。

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